バーンスタインローズを探せ
- 2019/05/07
- 21:37

ちょっとバラの育種に関心を持つと、
このバラは何という母親と何という父親で作られたのだろうと、
ある意味、そのバラ以上に関心を持つようになります。
私は19歳の時からずっと、その癖がぬけなくて、
バラ=そのご両親(笑)
血筋を調べる癖が、すっと続いています(笑)
そんな中、ずっと気になるバラがバーンスタインローズ
10年くらい前にはうちでも販売していましたが、
売れないので販売をやめてしまったし、なくしてしまいました(苦笑)
特に美しいわけでもなく、病気に強いわけでもなく、
パットオースチンの二番煎じというような見た目ですが、
パッテオースチンよりも前に発表されています。
そんなバーンスタインローズですが、
ドイツを中心に交配でかなり使われているんです。
その理由がずっとわかりませんでした…
なんでバーンスタインローズなんか使っているのだろう?
と、不思議に思っていましたが、
この1~2年で、やっと私もその意味を理解できるようになりました。
バーンスタインローズがなぜ、交配に使われていたのか?
それも、魅惑の系譜と屈強な系譜の融合の時に使われるバラだったのです。
これから10年、20年のバラの育種をする上で、
バーンスタインローズの意味を分かっていて育種するのか、
それともそれが分からないで育種するのとでは、
太平洋と同じくらいの隔たりが、そこにはあります。
さあ探そう。私のバーンスタインローズを!
バラって最高!
Servant of the rose Goddess
ローズクリエイター 木村 卓功
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