リュート
- 2019/05/06
- 18:17

アンドレ エヴの新品種、リュートです。
欧米、特に高緯度なヨーロッパの品種は、
その地で木立で四季咲きでも、
日本で育てると、秋に咲かなかったり、
木立がシュラブやつるになってしまうバラが多いものです。
特に近年の、耐病性を向上させたバラは、
野生種が比較的近い祖先にいるためか、それらの安定性がありません。
ですので、アンドレ エヴ社からの試作のバラを見ていて、
「このバラ綺麗!病気にも強いし出したい。」
と思っていても、ほとんどが秋にあまり咲かないのです。
そんな中、このリュートは、
しっかりとした四季咲きとなったので、本当に嬉しかったのを覚えています。
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≡ リュート ≡ Luth
2019 France Jérôme Rateau
飽きることのない安定の美しさ
ピンク、丸弁咲き、大輪房咲きの花。ティにダマスクの中香。おおらかで優しい雰囲気。長いつぼみから花弁を展開させる。その咲いていくさまが美しい。四季咲き性。樹勢が強く、耐病性もとても強いシュラブ樹形のバラだが、枝はあまり伸びないので、木立として育てると良い。うどんこ病、黒星病、どちらにも強い。ひと月に一度の薬剤散布を行えば一年間美しい葉を維持できる。ほどよい大きさの株に育ち連続開花するのでガーデン半ばや鉢植えに向く。大輪で花付きが良いので、株いっぱいに花を咲かせる。細めの枝でも、株元に枝を残せば株元に咲く。剪定はフロリバンダに準じれば良い。ローズ ドゥ グランヴィルを交配に使った後継品種。よりコンパクトに、より秋の花つきが良くなっている。名前は中世からバロック期にかけて、吟遊詩人たちがこの楽器を伴奏に、愛の唄を歌ったといわれる古楽器から。
タイプ・1 コンパクトシュラブ スタイル・ナチュラル
花色・ピンク 花形・丸弁咲き 花径・大輪 花もち・普通
香り・中香 香質・ティにダマスク 開花・四季咲き
樹高・1.5m 樹形・シュラブ樹形 普通タイプ
樹勢・強い うどんこ病・強い 黒星病・強い
半日陰・普通 耐寒性・普通 耐暑耐湿性・強い
バラって最高!
Servant of the rose Goddess 木村 卓功
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