代わりのないバラ
- 2019/03/27
- 20:44

レディエマハミルトン
昨日、オリビア ローズ オースチンについて、耐病性の著しい向上はあったけど、
デビッド オースチンらしさを共存できていない、ような事を書きました。
評論家みたいに偉そうな事を言って申し訳ないですが、
ひとことで言うと、オリビア ローズ オースチンのようなバラは、
コルデスやノアックなどで最近見かけられるからです。
それに対して代わりのない、
替えの利かない唯一無二のオースチンらしいバラって、
個人的にはレディ エマ ハミルトンだと思っています。
このバラの代わりになるようなバラって何がありますか?
思い浮かべてみてください。
花はもちろん、香り、たおやかな木姿、赤い新芽など、
他のバラを思い浮かべることはできません。
おそらくこれが本当の育種なのではないでしょうか?
耐病性の強いバラを作り上げるのも育種。
替えの利かないバラを作り上げるのも育種。
育種って一言では言い表せません。
いや、あった!
バラの育種を簡単に言い表せる言葉が!
すべての良い性質と個性を融合させることが、
バラの育種家の目標なのだけど、
一番の目標は、
「人に寄り添い生きて、思い出に残り続けるバラを作り上げること」
ただ、それだけです。
バラって最高!
Servant of the rose Goddess 木村 卓功
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