オルフェオとエウリディーチェの物語
- 2016/09/25
- 22:52

オルフェオ&エウリディーチェ
オルフェオ Orfeo
2016
Red purple and White Bicolor ,medium double
very fragrance
medium upright
エウリディーチェ Euridice
2016
Powder pink,medium double
very fragrance
medium upright
オルフェオとはギリシャ神話の竪琴の名手。
彼が竪琴をひくと、
人はもちろん動物や草木までもが彼に近づき耳を傾けた、というほど。
オルフェオは最愛の妻エウリディーチェが、毒蛇にかまれ命を落とした事に絶望し、
神に願い、冥界に妻を迎えに行く。
冥界の番犬ケルベロスなど、数々の地獄の番人の試練があるが、
彼は彼の歌と竪琴で番人たちをなだめ癒し、涙させる。
誰もが彼のエウリディーチェを思う竪琴に心動かされ、
冥府の王ハーデスまでもがエウリディーチェを地上に連れ戻すことを許す。
ただし条件があった。
それは「冥界から地上へと帰るまでの間、
決して後ろを振り返り、エウリディーチェを見てはならない」ということ。
エウリディーチェは夫が迎えに来てくれたことを喜んでいたが、
地上へと向かう道の間、
夫が自分を見てくれない事から、
実は気持ちが冷めてしまっているのではないか?
と怪しみ夫についていくのを止める。
オルフェオは妻がついてこない事が不安になり、
耐え切れず、
ついに後ろを振り返ってしまう…
その一瞬でエウリディーチェは命を失う。
オルフェオは嘆き絶望し、
このまま生きながらえてもと、
短剣を取りだし自殺を決意する。
その時愛の女神が現れ「お前の真の愛は示された」と、
エウリディーチェを復活させる。
彼のその思いが奇蹟を起こしたのです。
同じ物語でもギリシャ神話の
オルフェウスとエウリディケはこの最後の結末が悲劇ですが、
私が私のバラの命名に選んだのは、
グルッグのオペラのオルフェオとエウリディーチェ。
ハッピーエンドの物語。
人は物語の中だけでも、夢を見続けたい生き物ですから…
バラって最高!
Rose Creator 木村卓功
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