バラの家 木村卓功の極上のバラづくり ハイブリッドティーとフロリバンダ栽培12か月 今まで2冊バラに関する本を書かせて頂きました。
大成功のバラ栽培鉢で美しく育てるバラ大成功のバラ栽培は、バラとバラ栽培全般について書いた本
鉢で美しく育てるバラは、鉢植えに特化してバラとバラの鉢植え栽培について書いた本です。
バラに関して書いているので、ベースとなる基本的なことは同じ、
本を書くたびに違う内容で書くことはできません。
ですので、どんなに本の執筆のご依頼を頂いても、
同じような内容の本を何冊書いても意味がないことなので、
大変申し訳ないのですが、時にお断りさせていただいています。
もちろん執筆から5~6年も経てば、バラもバラ栽培も変わっていきますし、
私自身も常日頃、バラもバラ栽培も研究を重ねていますので、
同じような内容の本も書く意義が出てきますが。
昨年の秋に家の光協会さんにバラの本のお話を頂いたとき、
「ハイブリッドティーとフロリバンダ」について書いて欲しいと言われ、
今までの本と内容は違うけど、
なんで今さらハイブリッドティーとフロリバンダなの?
イングリッシュローズやデルバール、
そして手前味噌ですがロサオリエンティスなど
シュラブローズを中心としたブランドローズが人気の現在、
ハイブリッドティーとフロリバンダのバラと栽培の本を書くというご提案に、
かなりびっくりしました。
本業を行いながら本を書くということは、本当に苦行なので、
お仕事をお受けしようかかなり悩みましたが、
ハイブリッドティーとフロリバンダのバラと栽培の本は、
今までの本の内容とテーマが違いますので、書くべきだと思いました。
そしてハイブリッドティーとフロリバンダについて書きながら、
今の多様性のあるシュラブの中から、
ハイブリッドティーとフロリバンダの性質を
色濃く残したバラ達をピックアップしたり、
日本で独自に進化した、切りバラ由来の「系統が何とは断言できない」バラ達を、
この機会に一冊の本にまとめ、
ハイブリッドティーとフロリバンダから今人気のバラへと連なる一連の流れを、
バラの歴史を踏まえながらお伝えできたなら、
どんなに楽しく有意義な本ができるだろうか!
そのような考えに行き着き、
昨年の夏から年明けにかけて、
自分自身の運気というか人生においては最悪な時期だったのですが、
せっかく頂いたチャンスを活かそうとお仕事をお受けしました。
この本の為に文章を書き下ろしました。
実際は本の倍近い文章を書きました。
伝えたいことが削除されていたり、端折られていたりと、
私個人としては必ずしも満足できるわけではないですが、
本を一冊にまとめるということは、
原稿を書くという事と別の大変さのあるお仕事なので、
家の光協会の皆様には本当に感謝しております。
それ以外の特長としましては、
家の光協会さまの強い希望で、
バラの接ぎ木に関しても、かなり細かく書かせていただきました。
また私の希望として、バラの交配、バラの育種のやり方について、
かなり詳細に書かせていただきました。
きっとこの本を読めば、
バラの育種を始めることが出来ると思います。
バラと共に生きて37年。
バラについての下積みは全て行ってきました。
やっとこれから未来に向けて、
バラを自分らしく表現できる知識と経験と立場が具わってきました。
この本はその過去と未来の、
ひとつの区切りの本となります。
バラの家 木村卓功の極上のバラづくり ハイブリッドティーとフロリバンダ栽培12か月 ぜひご覧になって頂けるとありがたいです。
きっと頭をかち割ると、
バラしか考えていない人間が書いた本だとわかると思います。
バラって最高!
Rose Creator 木村卓功
※詳細は下記のもくじをご参考にしてください。


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