
昨年の春に創刊された
「ガーデンダイアリー」本日
ガーデンダイアリー最新刊が発売となりました。
正直、創刊からだんだんと面白みがなくなるのが雑誌かと思いますが、
贔屓することなく、このガーデニング雑誌は、見るたびに僕の想像を越えていきます。
きっと、どんなに頑張られても、同じようなら、期待値を下回り、
良くなくなったと言われるであろう、とても厳しい業界だと思います。
でも、この
ガーデンダイアリーは本当に僕の期待値を越えていくんです!
そして「バラと庭」と言うジャンルに特化したガーデニング雑誌として、
完全に自らの個性を確立してしまったと思うんです!
先日個人邸にガーデニング雑誌の取材で行きました…
基本的に僕は個人邸に伺うことはないのですが、
今回伺って気づいたことがあります。
といいますか、阿部容子さんにロサオリエンティスの庭を作ってもらってから、
うすうす感じていたことを改めて体感できた出来事でした。
僕は小学1年生の頃からバラの仕事を手伝わされ35年。
バラの仕事について20数年ですが、
バラは、すべてを犠牲にして本気でやってきた仕事です。
「鋼の錬金術師」で言えば、本当に等価交換…
バラの知識や技術を覚えるために、自らの時間と他の喜びを犠牲にして生きてきました。
それによって、バラのことなら本当に何でも出来るようになりました。
自分で言うのもおかしいですが、本当に何でも出来てしまうんです。
でも、ひとつだけ出来ていなかった事があります…
それを最近気づきました。
自らの幸せを犠牲にバラの仕事をしてきたため、
バラは本来、「人の幸せと一緒に過ごす植物」だという事を忘れていたんです。
最近は多少はバラと仲良く楽しくすごせるようになってきましたが、
今から5年くらい前までは、ずっと苦しく辛く、もがき続けながらバラと生きてきたんです。
それでも僕がバラから逃げなかったのは、
その苦しさ以上に、バラが好きだったからでしょう。
お店のロサオリエンティスの庭がどんどん茂り充実していき、
個人邸に行き、そのお庭でダフネやオデュッセイアなどロサオリエンティスのバラが、
人々の幸せな時間とともに生長していくのを見ると、
僕が犠牲にしてきた時間を、いっきに取戻し、バラの本質を理解出来る瞬間となりました。
そして、そんな本が
ガーデンダイアリーなんです!
はっきり言って、具体的にバラ栽培については、
バラの栽培書みたいには、多くは書いてありません。
ガーデニングについても、僕は本業ではないのではっきり言えませんが、
その栽培書みたいに、多くは書かれていないと思います。
でもね…
バラがあるガーデンで幸せを楽しむ暮らしのことなら、
その暮らしを営むコツやヒントなら、どんなガーデニング雑誌より書いてあるでしょう。
そして豊かな写真で魅せてくれます!
「バラがある庭で幸せを!」
というジャンルがあるなら、間違いなくトップの雑誌だと思います。
きっと新たなジャンルを切り開いた雑誌です。
僕も登場させて頂いております!
ぜひみなさんもご覧になって、そんな暮らしを楽しんでみてください。
庭は広さではありません、
バラは本数ではありません。
知識や栽培技術でもありません。
そこで一番楽しんで、幸せに暮らした人の勝ちなのです!
バラって最高!
Rose Creator 木村卓功
スポンサーサイト