
2013年から計画を組み、2014年から生産を開始した、
がん腫抵抗性台木ですが、
多面的に考え、最終的にお客様にとって、
生産を続けることが良い事なのか、止めることが良い事なのか、
どちらがより良い選択になるのか、長く考えてきました。
そして最終的に私は、がん腫抵抗性台木の生産終了を決意しました。
当社のバラ苗は、この春から通常のノイバラ台木生産苗となります。
止める詳細につきましては、ここではお話ししません。
オフレコの場所でしたら、しっかりと話すこともできますが、
各方面への配慮が必要ですし、企業秘密もありますので、
ここではお伝えしない事とします。
長い期間努力して、生産性を向上させたり、
様々な接ぎ木の方法を試してきました。
私の努力と能力が足りなかったのかもしれませんが、
正直、大きな遠回りをしてしまいました。
日本のどこのガーデンローズ会社、生産者も挑戦していない試みを、
成功させようと、七転八倒でしたが歩み続けてきました。
今回の生産の終了は、大きな挫折ですが、
その過程で学びました様々な資材や方法により、
自社生産苗につきましては、がん腫の発生を減らすことに成功しております。
他社生産苗につきましても、
お互いに情報交換等を行い、がん腫発生の減少へと努力していこうと思います。
苦しんで考え抜いて下した結論ですが、
どうぞご理解いただけましたらと思います。
この度はありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
写真のバラは
シャリマーバラって最高!
Servant of the rose Goddess
ローズクリエイター 木村 卓功
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